Moi!
こんにちは。Naomiです。
前回の記事
munkki(ムンッキ)でティータイム
で紹介したmunkki(ムンッキ)のレシピです。
複数形のmunkit(ムンキトゥ)のほうが一般的かも。。
材料や作り方はいろいろあると思います。
わたしはこのレシピが気に入っています。
フィンランド・ドーナツというか、揚げパンに近い感じなのですよね。
揚げたてはふんわりもっちりしていますが、冷めてもボソボソしていなくて好きです。
材料
- 牛乳 2.5dl(250ml)
- インスタントドライイースト 小さじ2(または、生イースト25g)
- 卵 1個
- 塩 小さじ1/2
- グラニュー糖 1dl(100ml)
- カルダモン 小さじ2
- 強力粉 6〜7dl(360g〜420g)
- 溶かしバター 50g
- 揚げ油(サラダ油) 適量
- まぶす用のグラニュー糖 適量
この分量で、ボール状のmunkitが20〜25個くらいできます。
カルダモンについて
フィンランド語では、kardemumma(カルデムンマ)といいます。
korvapuusti(コルヴァプースティ)などの菓子パンpulla(プッラ)はもちろん、焼き菓子に使ったり、はちみつのフルーツサラダに混ぜたり、活躍の幅が広いです。
わたしにとっては、「カルダモンの香り=フィンランド」というイメージもあります。
日本でもカルダモンは売っていますが、ちょっと違うんですよね。
たいてい細かいパウダー状です。
フィンランドで売っているのは、写真のように「粗挽き」なのです。
pulla(プッラ)を食べた時に、黒ごまのように見えるのです。
カルダモンの粒を噛んだ時に香りがさらに広がるのです。
このスティック状になっているのがまた便利で、1本8g(大さじ1杯)で一般的なpulla(プッラ)を作るときに1本丸ごと入れればいいのです。
フィンランドに行ったときは、かならず買って帰ります。
なくなったら、suomikauppa.fiで注文して輸入します。
用意する道具
- ボウル
生地を発酵させるので直径24cm以上で。 - オーブンシート
- 揚げ鍋
- 1dl(100ml)の計量カップ
日本では馴染みのない1dl計量カップ(計量スプーン)ですが、これがあるとラクなのです。
砂糖や粉類の分量は、だいたい「dl(デシリットル)」表記なので。
左側は、フィンランドで暮らしていたときに買ったステンレス製のもの、赤色のほうはIKEAで買ったものです。
日本のIKEAでも売っていたので買いました。
1dlスプーンのみはずして、パン用強力粉専用で使っています。
作り方
- ドライイーストを使う場合は、ボウルに強力粉1dlと軽く混ぜておく。
生イーストを使う場合は、軽く砕いて溶けやすくしておく。
バターは電子レンジで加熱して、溶かしバターにしておく。
卵は溶いておく。 - 牛乳を耐熱容器に入れて、電子レンジで約40℃に温める。(生イーストを使う場合は、30〜35℃くらい)
温めた牛乳を1の中へ一気に注ぐ。全体をトロトロになるまで混ぜる。(溶け残りがあってOK) - その中へ、塩、砂糖、カルダモン、溶き卵を加えて混ぜる。
溶かしバターを加えて全体を混ぜたら、強力粉を約5dl分(およそ300g)加えて混ぜる。(こねるのではなく、やさしく混ぜてください)
強力粉は状態を見ながら加減するため、およその分量になっています。 - 生地がドロドロからベタベタになって(生地を持ち上げようとするとボウル全体が持ち上がるくらい‥‥文章で伝えるのは難しいなぁ)きたらOK。
まだ、ドロドロするようであれば、強力粉を加えて混ぜてください。かたくなりすぎた場合は牛乳を加えて調整します。
後から強力粉を加えて調整するので、ベタベタ柔らかいほうがベターです。 - 生地の上に、強力粉約1dlを全体にまぶして、室温に置きます。春から秋は日当たりのよい場所におけば発酵すると思いますが、冬はオーブンレンジの発酵機能を使ってもよいと思います。
発酵の目安は生地が2倍になって、表面にまぶした強力粉が「ひび割れせんべい」か「カカトのひび割れ」のような感じになればOK。
真夏は、室温が高くなりすぎるため、発酵しすぎないように注意してください。 - 生地をミートボールくらいの大きさに丸めます。(あまり大きすぎると火が通りにくくなります)
生地がべたついて丸めにくい場合は、強力粉を追加します。
丸めた生地は、オーブンシートの上に並べていきます。 - ボウルかバットに、まぶす用のグラニュー糖をたっぷり入れておきます。
揚げ油を170〜180℃に温めて、生地を静かに入れる。
菜箸などで、ムラにならないように常に生地を動かして、きつね色になるまで揚げます。
油を切ったら、すぐにグラニュー糖の中に入れて、転がしてできあがりです。
ちなみに、絞り袋と専用の口金があれば、ジャムを中央に注入してhillomunkit(ヒッロムンキトゥ)にすることもできます。
コーヒーや紅茶のお供にぜひどうぞ。
Moi moi 😀