8月のマーケットにはベリー(marjat)がたくさん売られています。
こんなに種類があるのか、と驚いています。
写真はFlickrより。
■mansikka(マンシッカ):いちご
日本のいちごよりも酸味が強く、小粒です。
生よりもジャムにした方が好きです。
■vadelma(ヴァデルマ):ラズベリー、木いちご
わたしはベリーの中で最もラズベリーが好きです。
福岡の家でも植木鉢で栽培していました。
甘酸っぱいラズベリームースとビターチョコレートを組み合わせたケーキ、ムース・オ・フランボワーズが大好きです。
■mustikka(ムスティッカ):ビルベリー
ブルーベリーの親戚。ワイルドブルーベリーと呼ばれることもあります。
日本で栽培されているブルーベリーは樹高50~80cmくらいですが、これは20~30cmくらい。
小粒ですが、甘みと酸味のバランスがグッド!
■lakka(ラッカ):クラウドベリー、ホロムイイチゴ
木いちごの黄色版ですが、味はまったく違います。
独特の香りがあって、生で食べるよりジャムにする方がおいしいです。
ゴリゴリとした種の感触があります。
焼きチーズ(leipäjuusto)にのせて、軽く温めてデザートとして食べるのが好きです。
■puolukka(プオルッカ):リンゴンベリー、カウベリー、コケモモ
フィンランドで採れるベリーとしては一番最後に収穫されて、大量に売られています。
生は酸味と苦みがあるので少し苦手ですが、潰してプッラ(pulla)やケーキに混ぜていました。
もちろんジャムにして、チーズと一緒に食べてもおいしいです。
■karpalo(カルパロ):クランベリー、ツルコケモモ
日本だと製菓用の乾燥したのがポピュラーでしょうか。
puolukkaよりひと回り大きいですが、やっぱり苦みが少しあります。
■tyrni(トゥルニ):シーバックソーン
黄色のつるんとした果実ですが、主にジャムやジュースにして食べます。
昨年、ジャムを1瓶買いましたが、トロピカルなアンズジャムという印象。
シロップで薄めてタルトやパウンドケーキのつや出し用に使っています。
■pihlaja(ピヒラヤ):ナナカマド
あちこちに育っていて、赤い実も食べられるらしい。
ジャムは売っているけど、試したことはありません。
■mustaherukka(ムスタヘルッカ):クロスグリ、ブラックカラント、カシス
実そのものは食べたことはありませんが、濃縮ジュースを買って冬のホットドリンク glögi(グロギ、グリュギ)を作ります。
■punaherukka(プナヘルッカ):フサスグリ
生だと苦みと渋みが強いです。
今年はマーケットで買ったpunaherukkaをジャムにしました。
白色のフサスグリも時々見かけます。
■karviainen(カルヴィアイネン):グズベリー、グースベリー、セイヨウスグリ
葡萄の粒のようなスグリです。
甘さも十分あるので、生でも食べられます。
フィンランド人の友だちが菜園で育てているベリーを摘ませてもらって、ジャムにしました。
ごっついトゲがあるので、収穫するときは長袖&手袋を身につけましょう。
残念ながらフィンランドでは、ほとんどマーケットに並ぶことはありません。
mustikka、vadelma、puolukka は森で簡単に採ることができますが、それらに似た毒性の強い実もあるので、知識と経験のある人と一緒に摘みに行くことをおすすめします。
“フィンランドのベリーたち” への2件のフィードバック
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おかげさまでヘルシンキ生活を楽しんで
います。毎日ストックマンを中心に廻って
います。
今日はマリメッコのアウトレットに行きました。
ドアを開けた瞬間、日本人がわんさかいて
驚きました。いや~、びっくり。
NAOMIさんにもどこかで遭遇しているかも
しれませんね。
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>wanimekkoさん
ようこそ、フィンランドへ。
この時期、マリメッコ・ファクトリーショップは特に日本人観光客が多いですね。
マリメッコはお店によって品揃えが若干異なるのであちこち見てまわられるといいですよ。
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