[amazonjs asin=”4750507105″ locale=”JP” title=”格差をなくせば子どもの学力は伸びる―驚きのフィンランド教育”]
この本に登場するストロンベリ小学校(※)に予期せず訪問することができました。
日本から来た教育現場の調査&訪問グループの道案内で同行していて、どうしても見学できる学校がなくて、いろいろツテをあたったら、知人の子どもがこの学校に通っていて、アポがとれた次第です。
(※)フィンランド語ではStrömbergin koulu(ストロンベルギン・コウル)です。この学校は、1-6学年と障害を持つ子どもの特別学級で構成されています。
朝8時から1時間という限られた時間でしたが、学校の中を見学しながら話を伺うことができました。
最も印象に残ったのは、親がいつでも集える場所が学校の中にあることでした。
学校という枠で囲うのではなく、子どもを教育するのは先生と親であり、そこに壁ができてはならなし、どちらか片方にまかせきりでもいけないのだと思います。
「日本の教育はダメ」「日本の政治はダメ」という声を聞いたり、マスコミによるマイナス面へ執拗に追求する記事を読んだりします。
それらは、何らかの良い効果を社会に与えているのでしょうか?
「ダメ」「終わった」と言う方々は、そこに到達するまでに何らかの改善行動をなさったのでしょうか?
「北欧=高福祉国家」というイメージがありますが、フィンランドは決して日本より優れているとは思いません。
フィンランドは、高税率、不況によるリストラ、若者の就職問題、移民問題、高齢化社会問題、原子力発電問題、飲酒問題など多くの問題を抱えています。
政治、教育、経済を良くするのも悪くするのも、日本社会を構成する人々ひとりひとりの気持ちだと思います。
誰かが発言したことを受け入れる姿勢、良い行いを良いと誉めてあげられる姿勢など、そのような行動を積み重ねて、5年後、10年後に良い結果となって現れてくるのではないでしょうか?
そして、失敗を容認できること、変化に対して組織も人も柔軟であること………人間があらがえない大自然が身近にあることでそれを少しだけ認識しました。
“とてもラッキーな学校訪問” への3件のフィードバック
SECRET: 0
PASS:
はじめまして。
フィンランドの学校訪問についてお尋ねしたいです。
個人的にフィンランドを訪問して学校見学することなんていうのはやはり難しいのでしょうか。アポがいるのでしょうか。
すみません、ブログでおたずねしていいものか迷ったのですが、教えていただけると嬉しいです。
SECRET: 0
PASS:
>スナフキンさん
こんにちは。
学校訪問に限らず、どこか(誰か)を訪問するときはアポは必須ですね。現地在住のコーディネータさんに依頼するか、ご自分で探すなら自治体の教育部門を統括する部署(日本で言う教育委員会)に問い合わせてみると良いと思います。
SECRET: 0
PASS:
ありがとうございます!
貴重な情報ありがとうございました。
もう少しいろいろと調べてみます。
コメントは受け付けていません。