スーツケースが破損! (Day 1)


Moi!
こんにちは。Naomiです。

フィンランド&エストニア 一人旅の1日目の後半です。
入国審査の通過まで順調でした。
その直後、RPGでいうならHPが赤色の瀕死状態になります。

スーツケースのホイールが破損!!!

スーツケースはすでにターンテーブルから下ろされていて、他の乗客の分と一緒に並べられていました。
自分のスーツケースを見つけたのですが、4つあるホイールのうち、1つがおかしい。
よくよく見たら、ホイールの台座(ハウス)部分からはずれかかっていました。

破損したスーツケース

「Voi ei!!! マジか!!!」

「なんで、このタイミング。。。わたしのお粗末な英語力でどうにかなるのかしら?」

「いま、ここで勇気を出して手続きしておかないと、修理費用を負担してもらえない」

いろいろな気持ちが混ざって、半分泣きそうになりながら、空港スタッフさんに声をかけました。
幸いやさしそうなお姉さんで、すぐにカウンターに案内されて、「搭乗チケット、パスポートを見せて」と言われました。
別の紙に住所、電話番号、メールアドレスを書いてと言われたのですが、連絡のとれる携帯電話の番号はSIMカードを入れ替えるから、電話連絡はできないことを必死で伝えました。
住所は、フィンランドでの滞在先と日本の自宅の両方を書きました。
「いつ買ったのか?いくらだったか?」と聞かれたけれど、10年以上前で高かったとしか覚えてないので、適当に答えました。(スーツケースの中にギャランティーカードが入っていました)

あとで知ったことですが、リモワは世界各地の店舗でいつでも修理を受け付けているとのことで、ヘルシンキにもお店がありました。
とはいえ、翌日からエストニアに行くし、ホテル滞在ではないから修理スーツケースを預けたり、受け取ったりすることは難しいから、帰国後に修理の判断でよかったと思いました。

背中に嫌な汗をかきながら、破損手荷物の規約が書かれた書類と手続き書類を受け取りました。

スーツケースは傾ければ、2輪で走行できました。(少し重いけど大丈夫。)

貴重な経験になりました。

経験値が上がりました。

空港での残りのミッションに挑戦!

ヘルシンキ・ヴァンター空港でのミッションは残り2つ。
アパートの鍵の受け取りとプリペイドSIMカードの購入。

両替はヘルシンキ駅のFOREXを使う予定で、日本からもユーロを持ってきているし、クレジットカード天国のフィンランドなら現金はそれほど必要ないから、後回しです。

今回はAirbnbで見つけたアパートを予約しました。
ところがオーナーさんがひと足早くバカンスに行ってしまい、「鍵は空港の地下1階のAirpro Travel Serviceに預けてあるから受け取ってね」と指示を受けていました。

エスカレーターに乗ろうとしたら、スーツケースのホイールが土台から完全に外れてしまいました。
内側の布生地が見えている。。。
ますます落ち込んでいく。。。

気を取り直して、エスカレーターで降りるとすぐにカウンターがありました。
名前を伝えて「アパートの鍵を受け取りたいんだけど」というと、しばらくして鍵入りの封筒が出てきました。
事前にパスポート番号は伝えていたので、パスポートを見せて、照合してもらい、受け取りサインをしてクリア!

次は、KioskiでプリペイドSIMカードを購入。
10日間だったので、5日間のを2枚、クレジットカードで購入。(9.80ユーロ)
海外通話&通信サービスをたぶん利用できるけれど、SIMフリーiPhoneだから、現地でプリペイドSIM購入の方が断然お得。

ヘルシンキへ行こう!

あとはヘルシンキ中心部へ向かうのですが、フィンエアバス、路線バス、鉄道のうちのどれかで移動。
お得でゆったりと移動できる鉄道を選択。
切符はホームの券売機で購入しました。(あれ?なんかエリアの区分が変わった?)
翌日にはエストニアに行くので、デイチケットではなくシングルチケットにしました。

厚手のコートをスーツケースから取り出すつもりでしたが、嫌な汗をかいて、セーターが暖かかったから、薄手のコートで移動することにしました。
まわりはダウンの人がほとんど。

列車の中でSIMカードを入れ替えて、友だちに連絡。
「ヘルシンキ駅まで迎えに行こうか」と言われたけれど、スーツケースの心的ダメージが大きくて、辛くて、会ったらめっちゃ甘えてしまいそうだったし、自宅から来てもらうのも申し訳なかったので、「ありがとう。けど、心配いらいないよ」と断りました。

ヘルシンキ駅のFOREXで両替したら、トラムに乗ってTöölö方面へ。
日本で「HSL」アプリをインストールしていたから、ルート検索はバッチリ!

懐かしいTöölöntori

最寄りのトラムの駅で降りました。
夕方5時前で夜のような暗さ!

Mannerheimintie

スーツケースをガラガラ引きずりながら、アパートへと歩きました。
そして、歩道に滑り止めの小石(砂)がまいてあることに気がつきました。
「そういうシーズンなんだなぁ」と思いつつも、これのせいでスーツケースがさらに引きずりづらかったです。

アパートに着いて、古いエレベーターで6階へ。

2006年9月に初めてフィンランドに来たのですが、その時に泊まったアパートメントホテルと同じブロック!!
住所(通り)は違うけど、まさか13年後に同じ中庭を眺めることになるとは。
なんか感慨深い。

とはいえ、すっかり暗くなって、庭はほとんど見えなくて、中庭面したアパートの明かりとアパートの屋根の形が見えるぐらい。

アパートはワンルームタイプですが、冷凍庫も冷蔵庫もオーブン(電子レンジ機能付き)もあるし、洗濯機もあって、1人で長期滞在するには十分です。

キッチン
夫と2人でも十分な広さですが、ソファベッドではなくツインベッドがいいかも。(寝相と広さの問題)

ソファベッド

荷物をといたら、何か食糧を買いに行きたかったけれど、その元気もなく、暗くなって一人歩きも不安に感じました。
1年暮らして頭の中に地図も入っていて、比較的安全だとわかっているのに、外に出られませんでした。
「暗い」「1人」ということが、こんなに影響があるとは思いませんでした。

少しおなかが空いていたので、機内でもらったスナックと日本から持ってきたチョコレートを食べて、明日からのエストニア行きの着替えなどを用意しました。
エストニアでは1泊の予定で、着替えなどはリュックに入れました。

日本でお留守番の夫に破損したスーツケースの写真を送り、いろいろあったけど無事に着いたことを報告しました。

Moi moi 😀